最近GLOSAではアルバイトメンバーも含めた全員に座学研修を行っています。主には店舗運営の事や商品・作り手の紹介などが多いのですが、改めて伝える事の重要さを感じましたのでこちらにも書かせていただきます。
仕入れさせていただいている商品の基準を明記すると以下となります。
GLOSAのお取り扱い基準
■お野菜
・堆肥などで土づくりを行い、有機質肥料の質や量が適正で健康に育っている事
・栽培期間中、基本的に農薬・化学肥料の不使用または有機JAS認証の取得済みのもの
・遺伝子組み換え技術を使用していない事
・食味が良い事
■果物
・堆肥などで土づくりを行い、農薬や化学肥料を極力使用していない圃場で栽培している事
・遺伝子組み換え技術を使用していない事
・食味が良い事
■加工品
・原材料が明瞭で、遺伝子組み換え技術を使用していないものである事
・製造工程において薬品処理を行っていない事
・化学調味料や合成保存料を使用していない事
・伝統製法、手作りなど本物の食材である事
・食味が良い事
書いてしまうと簡単なのですが、作られる方は本当大変で。生産者さんのことをメンバーに伝えていますが、よく作っていただいているな。よいご縁の中で取引させていただいているなと改めて感じています。
お野菜について
野菜は健康的で美味しい。シンプルに明記するとここにこだわっています。さらに農薬化学肥料不使用である、または有機JAS認証を取れているものをお取り引きさせていただいています。
農家さんの立場になればもちろんなのですが、野菜って同じ面積でなるべくたくさんとれた方がいいし、同じ畑で年1回転より3回転する方がいい、しかも手間を減らしたい。というのが人情だし、経営者としてあるべき姿かなと思います。ただ一方で効率を求めすぎて忘れられているものもあると思っています。
「その野菜は健康に育ったのか?」
健康に育つって「?」かもしれませんが、考えてみてください。病気している魚や不健康に育ったお肉って食べたいですか?
僕は嫌ですかね。不健康な食べ物を食べるのは。できるだけ健康に育ったものが食べたいですし、家族にも食べてもらいたいし、お届けしたいし、おすすめしたいと考えています。
野菜は一般的に野菜は効率的に育って欲しいので短い期間で多く収穫できる状態にしていきます。よく人間で例えるのですが、人間が15年かけて160cmに育つって適正(もちろん人によります)だと思いますが7年で160cmに育つってめちゃ特殊ですよね。でも葉物などで、本当は2ヶ月かかるものを1ヶ月で作る。元々10kgとれたらよいところを15kgとりたいみたいな事はよくあって、そのためには良く効く肥料が必要となり、健康的には育っていないので病気になりやすかったり虫に食われやすかったりするのでそれを防ぐ為に農薬がセットで必要になってきます。
僕はそうした野菜ではなく、育ちやすい環境である土作りをまずしっかりされていて、その後も入れすぎて育て過ぎるのではなく適量の肥料で適度にじっくり育った健康的に育った野菜が好きです。実際その健康的な野菜の味は良く、野菜本来の風味があり甘さや味の深みがあり、なおかつ後味がすっきりしていて後に引かない、また食べたくなる味になっています。しかも健康的な野菜は病気になりにくいし虫に食われにくいです。(天候などにもよりますが)僕はそんな野菜をお届けしたいし、それを作られている素晴らしい農家さんの売上がもっと上がればいいなと思っています。
(もちろん化学肥料と農薬は否定されるものではなく、そのおかげで飽食な日本ができて飢えの心配がない状態が作られていると考えています。)
なおかつ野菜なのでもちろん鮮度も大事。店頭では鮮度のチェックを徹底してやってもらう様に指導する他、農家さんから直接届く野菜がなるべく早くお客様の手元にお届けできる様に、数店舗が近くにあるのを活かして1箇所でまとめて仕入れて他の店舗に仕分ける様にしたりもしています。
創業当時は毎朝有機農家さんの農地に仕入れに行ってその日に売り切る。ことをしていましたが、当時から「作り方が良くて鮮度の良い野菜がいい野菜」と考えているからそれをお届けする。というシンプルな行動は今も変わらずに行っています。
また、産地は多くは関西の産地から届いていますが基本的には西日本または北海道産のものをご用意しています。
実際に農家さんとお会いするとみなさん個性的で良い方ばかりだと感じます。人柄もでるのかもなとも思っています。
長くなったので続きは次回に。