ONE BEANS　在来種はりま王にんにく麹

このおいしさの理由は、素材の組み合わせにあります。麹に使うお米は、兵庫県丹波篠山市の田んぼで農薬をできるだけ減らし、化学肥料不使用育てた丹波篠山産の自家栽培米から仕込んだもの。そこに天日塩、そして加西市・北本ファームさんが約100年つないできた在来種 「ハリマ王にんにく」 を一緒に発酵させています。発酵によってにんにくの旨みがやさしく溶け込み、香りは豊かに、味は甘みを帯びて深くなる。だから“にんにくの強さ”だけで押すのではなく、料理全体を丸ごとおいしくまとめてくれるんです。

「にんにく調味料って便利だけど、辛かったり尖ったりしそう」「家族みんなで食べられるかな」——そんな不安もあると思います。でもこれは、麹の発酵が入ることで香りに丸みが出て、旨みと甘みがじんわり広がるタイプ。薬味としてちょい足しするだけでもいいし、いつもの料理に“仕上げのひとさじ”として混ぜ込むだけでも十分。気負わず続けられるからこそ、台所に置きたくなる一本です。

作り手のONE BEANSは「おいしいは畑からはじまる」を大切に、土地の力と伝統の種を受け継ぎながら、麹や発酵を日常へ届けているブランド。このにんにく塩麹も、豊かな自然と在来種の魅力を、毎日のごはんの中で気軽に味わってほしいという想いから生まれました。料理に少し足すだけで、“体に負担の少ないおいしさ”へ近づけてくれるのは、こうした背景があるからだと思います。